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「美食探偵 明智五郎」第9話(最終話)感想 明智は何がしたかったのか…

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こんにちは!malcoです。

 

「美食探偵 明智五郎」第9話が放送されました。

ついに最終回を迎えました!

 

以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。視聴がまだの方はご注意ください。

 

 

ざっくりあらすじ

前回、マリア(小池栄子)と建設途中のビル内で転落した明智中村倫也)は、無事戻ってきました。しかし明智は何も語ろうとしません。

それから半年後。扇屋系列のホテルでサミットに出される和菓子の選定会が開催される事になり、明智は審査員として駆り出されます。

そこで出された和菓子に違和感を覚える明智。会場で白い和服を着たマリアを見かけた明智は、和菓子に毒が盛られていると気づきます。しかし既に選定会は始まっており、和菓子を食べてしまった大臣や総理が苦しみ始め…というストーリーです。

 

今回の事件について

なんと、マリアファミリーが無差別殺人&国家テロ。突然話が大きくなりました( ̄◇ ̄;)

さすがに今回は警察がマリアを追う事になりましたね。

小林1号(小芝風花)は、またもや囚われの身に。1クールに3回も拐われるヒロインは、なかなかいないでしょう。

 

そして、あの明るくてかわいい高橋くん(佐藤寛太)がマリアを撃つという、まさかの展開。

シェフ(武田真治)がマリアを庇って死んでしまいました。

シェフの死は、ちょっと泣きました。注射器の中身を入れ替えて1号を助けたり、身を挺してマリアを庇ったり、最終回はシェフが良いトコ全部持ってったな〜(´;ω;`)

 

れいぞう子(仲里依紗)はシェフに恋をしていたようで、彼の死に号泣。

林檎(志田未来)は、最後の晩餐の直前におじいちゃんが亡くなった事を電話で知って、泣いていました。

人を殺す事を楽しんですらいた3人が、大切な人の死を嘆き、愛する人を死から庇い、好きな人を殺され泣き狂う。

なんて皮肉な結末だろうと思いました。

さらに驚いたのは、シェフの死を悲しむ林檎とれいぞう子を放置して、ひとりで逃げるマリアの浅ましさ。

家族だと言っていた仲間も、マリアにとっては人殺しの道具に過ぎなかったようです。

1話で身を投げた断崖に、再びその身を投じる事になりました。

 

明智とマリアの結末

マリアの気持ちは分かる

前回、冗談で予測したバンジーは、それほど的外れでもなかったようですね。

マリアは、シェフが用意していたワイヤーのようなもので繋がれていたようです。エレベーターの昇降路っぽかったので、下の階の出入口にでも逃げ込んだのでしょうか。いろいろ考えるとサーカスみたいなのを想像してしまって、笑えて笑えていけません( ̄▽ ̄;)

 

マグダラのマリア」という事は、キリストがモチーフなのだと思っていて、最終回ではマリアが明智によって改心させられると予測していたのですが、全く改心する様子はありませんでした。

しかし、最終回を見てやっとマリアの考えが分かった気がします。

マリアは明智と自分の運命を試していたんですね。

運命を神に委ねた結果、偶然明智に結びつく事が何度も起きたために「運命運命」と騒いでいたようです。女子だな〜。

和菓子でロシアンルーレットのような殺人方法にしたのも、おそらく最後に断崖から飛び降りたのも、運命を試したのだと思われます。

 

昇降路に飛び降りたのは、明智の気持ちを試したんですね。

明智がマリアと命がけのダイブをした=マリアを選んだと思えますし、高橋に狙われたマリアを連れて逃げた時には「あなたが私を欲していたのね」とすっかりその気になっていました。

マリアが「明智は自分のものだ」と思い込んでもおかしくない展開でした。

それなのに、明智は「自分を救ったのはちくわの磯辺揚げ」だと。

マリアの「は?」っていう気持ち、分かります(^^;;

恋愛的な面では、完全に明智が悪いですよね〜。

包丁を手に表に出ていくマリアの顔が怖かったです。若干、やけくそな感じもしました。

 

結局明智は、ちくわの磯辺揚げ=1号を選んだって事でいいのかな?

しかし「自分を正面から受け止めてくれた相手がちくわの磯辺揚げ」っていう表現は、1話でマリアが明智に食べさせたのが焼き魚ではなく、明智好みのちくわの磯辺揚げだったら、全てが変わっていたんだろうか?…と思ってしまいました。

 

明智は何がしたかったのか

明智は何がしたかったのか。そこですよね、ホント。

ずっとマリアの事を警察に言わずに泳がせて、かと言って止める事もできず、犠牲者を増やし続けて。

最終回に至っては、無差別殺人にまで手を出したマリアを捕まえるどころか手を取って逃げて、挙げ句の果てには1号を殺されかけるという体たらく。

これまでの行動を見ると、明智はマリアに並々ならぬ思い入れがあって、それは命を懸けるほどのもので。むむ、やはりこれは愛なのか…と思えば、最後はマリアが1人で崖から落ちるという結末。

 

原作を最終回まで読めば納得のいく答えが得られるのかもしれませんが、ドラマはそこを描かずに終わってしまった感じ(-。-;

「原作が完結していないから、明智がマリアへの想いを語れなかった」というのが真実かな。

うーん、やっぱりモヤモヤ。

 

 

 

最後はモヤモヤでしたが、ドラマ全体の雰囲気や役者さんたちの熱演は素晴らしかったです。

途中までの展開もハラハラさせられて、コメディ的にもおもしろくて、見応えのある作品でした。

続編ができるような終わらせ方でしたので、いつか続編でこのモヤモヤが晴らされると良いのですが(^^;

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

  

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★第8話の感想はこちら!

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