こんにちは!malcoです。
「明日はもっと、いい日になる」第1話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
ざっくりあらすじ
所轄の刑事として働いていた夏井翼(福原遥)は、強盗犯を取り逃す失敗をしてしまい、浜瀬市児童相談所に出向することになる。
浜瀬市児童相談所は海に面した長閑な場所だったが、職場は非常に忙しく、職員は常に人手不足だった。翼は赴任早々に指導係の蔵田(林遣都)に同行。蔵田の受け持ちの家庭を回っていく中で、児相の職員が家庭から疎まれていると知る。すると、途中で「泣き声通告」の連絡が入り、二人は通報された家庭に向かう。
向かったのはシングルマザーの家庭だった。母の加奈は、児相の訪問に困惑している様子。虐待が心配された小学生の息子・たくとはおどおどしており、太ももに怪我をしていた。
とりあえず芳村家を後にした二人だったが、親子の様子から翼はすぐにでも動かないと事件になると蔵田に忠告する。しかし蔵田は、児相の仕事は親の罪を暴くことではないと指導する。
後日、学校から児相に虐待通告が来る。児童の名前は芳村たくと。翼と蔵田はすぐに学校へと向かう。
たくとは家に帰りたくないと言っており、児相に一時保護された。さらに、母親に叩かれたと話す。児相を訪れた加奈は半狂乱でたくとを返せと暴れるが、聞き入れられることはなかった。
その後、加奈はストレスと過労で倒れ、入院してしまった。加奈は、女手一つでたくとを育てるために、パートを掛け持ちして家事も全て一人でやっていたのだ。入院して落ち着いた加奈に話を聞く翼と蔵田。加奈は、仕事と家事・育児でギリギリの生活を送っており、次第にイライラして、たくとに当たるようになっていたようだ。
一方、たくとはそんな加奈を喜ばせるため、一人でパンケーキを焼こうとした。しかし失敗して部屋をぐちゃぐちゃに散らかしてしまい、母親を怒らせ、泣かせてしまった。その夜、家出をして、心配して探しにきた加奈に叩かれたのだった。
気持ちがすれ違っていた親子は、翼の尽力でお互いの気持ちを知ることになる。そして、たくとは加奈と一緒に自宅へ帰って行った。
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ネタバレ感想
虐待の話になるのかと思いきや、親子のすれ違いの話でした。
パートを掛け持ちして家事も全部一人でやって…。
そりゃ、倒れるでしょうよ。
なんというか、今の日本は子どもを過剰に保護しすぎだなと思います。
子どもに苦労や心配をかけてはいけない、子どもに不自由な思いをさせてはいけない。
そんな考え方の人って、けっこう多いですよね。
子どもが自分の未来を自由に選択できるよう、働いてお金を稼いで塾も習い事も不自由なくさせて、進みたい学校に進学させるのが良い家庭で良い子育て…みたいになってる気がします。
そういう日本社会の「良い子育ての価値観」に、知らないうちに苦しめられてる保護者が多いんじゃないでしょうか。
でも、本当にそれが良い子育てなのか。疑問ですね。
今回の芳村家であれば、お母さんがもっと子どもを頼った方が良いと思いました。
あなたのために頑張ってるのよ!というのは、ただの押し付けです。
それよりも、できる家事を少しでも分担して、協力してくれる子どもに感謝する方が、よっぽど良いけどなぁ。
子どもにも生活能力が身につきますし。
子どもが生活で苦労したり努力するのは、べつに悪い事ではないと思います。
あんなに頑張ってるお母さんの子なんだから、きっとお母さん思いのしっかりした子になりますよ。
初回の手応えとしては、正直なところ「本当にこんな親子いるんだろうか…」という印象でした。
お母さんに叩かれて家に帰りたくないとか、母親が悪者になってしまうような事を、あのくらいの年齢の子どもが知らない大人に話せるものなのか…。
しかも、日常的な虐待ではなくて、すれ違いだったわけなので。
うーん、どうなんだろう。
しかしながら、子どもたちに何をされても笑って対応する柳葉さんとか、すごく表面的に職員の間を取り持とうとする風間さんとか、おもしろキャラがたくさんいるのは楽しそう。
それから、児相の職員が担当家庭を訪問して煙たがられて苦労してる様子とか、職員の言動によっては事態が悪化するという話なんかは、とてもリアルだなと思いました。
塩を撒いてくる母親や、ゴミ屋敷と化している家庭など、なかなかショッキングでしたし。
さらにショッキングだったのは、自販機の下の小銭を拾っていた少年。
普段目にする現代の日本の子どもからは、かけ離れた出立ちでした。
一体、どんな生活を送っているのか。
次回はあの少年の家庭をクローズアップするのかな。
ちょっと、覚悟を決めてから見た方が良さそうですね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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