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ウクレレ&ドラマ大好き主婦の徒然日記

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【マンション購入のあれこれ話6】我が家のマンション購入の決め手《その1》

こんにちは!malcoです。

今日は、購入したマンションについてのお話の第6弾。

マイホームの購入には10年以上悩んできており、もう諦めかけていた時に即買いするという事態になりました。

購入となった決め手、そこに至るまでの経緯をお話ししたいと思います。

まずは、私が住んできた歴代の賃貸物件についてご紹介します。

 

いろいろ学べた歴代賃貸物件

①西陽が厳しい1K

18歳までは実家の一軒家暮らしだった私ですが、短大を卒業してから市内の会社で働くため、一人暮らしを始めることになりました。

家賃3万円の1Kです。

学生上がりでお金がないので、とにかく安く、資金も礼金もなしの部屋を探しました。

3階の中部屋だったのですが、窓が西側で、窓がひとつしかないので空気の逃げ場がなく、とにかく暑かった記憶があります。

西陽が入る部屋の過酷さを思い知った部屋でした。

この部屋には6年か7年くらい住みました。

 

②洋室にリフォームされた2DK

今結婚している旦那とまだ付き合っていた頃、旦那が身内の借金トラブルに巻き込まれて、お金がない時期がありました。

お金がないのに家賃6万円の部屋に一人暮らしで、家賃とか光熱費とか無駄じゃない?ってことで私と一緒に暮らすことになり、一緒に暮らすための部屋を探すことになりました。

ここでもとにかく安い物件を探し、家賃4万円ちょっとの築50数年のマンションの3階にある2DKに入ることになりました。

ぱっと見がビルなのでマンションの部類に入ると思うのですが、ボロアパートと言った方がしっくりくる感じの物件でした。

和室と洋室が一部屋ずつありましたが、洋室は元々和室だったのをリフォームしたという話でした。

リフォームしたての洋室はとてもきれいでした。

この物件では、ちょっとした事件がありました。

引っ越し当日のこと。

引っ越し業者が作業の前に下の階の住人に挨拶に行ってくれましたが、下の階の人は出なかったと言っていました。

作業が終わって業者が帰り、夜になってから旦那と二人で一息ついていると、突然ドアをガンガンと叩く音が。そしてドアのすぐ外で誰かが喚いています。

旦那が恐る恐る出てみると、下の住人だと言う男性でした。

下の住人は、引っ越し作業の音がうるさかったこと、この部屋(私が引っ越してきた部屋)は以前住んでいた人が不幸な死に方をしていて“出る”から、これまで誰も住み着かないのだという話をして、帰っていきました。

なんだかいろいろ怖いです。

大家さんにそのことを話すと、部屋で誰かが死んだという過去はないとのことでした。

その後、下の住人の部屋を観察していると、昼夜問わずずっとカーテンが閉まりっぱなしなことに気がつきました。

引きこもり気味の人だったようです。

下の住人は、その後も何度かドアを蹴ったり罵倒しにやってきました。

どうも、物を落としたりするとうるさいと思うようで、その度に威嚇にやってきます。

1ヶ月か2ヶ月くらい経った頃、ついに警察を呼びました。

実害はないので下の住人へは注意だけで済まされ、大家さんも話をしてくれたらしく、その後、下の住人はおとなしくなりました。

大家さんの話だと、和室だった部屋を洋室にしたのが問題だったようです。

和室であれば畳が音を吸収してくれるので音が下の階に響きにくいですが、洋室は畳というクッションがない分、防音性を上げるための工事が必要で、その工事をしていなかったのが原因だったようです。

それを聞いてからは、なるべく和室で過ごすようにしました。

下の住人はおとなしくなったものの、やはり気持ちが悪いのですぐにでも引っ越したかったのですが、1年未満で退去すると違約金が発生するという契約だったので、きっちり1年だけ住んで引っ越しました。

 

③大家が住んでるビルの2DK

次に住んだのは、家賃6万円の2DKです。

前回より家賃が高い分、建物の頑丈さもグレードアップしたのですが、築年数的には割と古めだったと思います。

そして今回も3階でした。3階が好きです。

1階や2階に比べれば侵入されにくく、火事などの時には窓から自力でどうにか逃げられそうな高さがちょうど良い。

そう思っていました。

このビルは1階に大家さんが住んでいて、家賃を直接大家さんの家に渡しに行ってました。

このシステムは、後にも先にもここだけです。

しばらくは安寧に暮らせていました。

しかしここでも事件が発生しました。

住み始めて一年ちょっと経った頃。

この頃にはもう結婚していて、私は夜7時か8時くらいに帰宅できる仕事に就いていました。

旦那は終わる時間がまちまちだったのですが、火曜の夜は決まって遅くなっていました。

だいたい夜の11時から12時くらいになっていたでしょうか。

つまり、火曜の夜は必ず私が一人きりということです。

私はご飯を用意して、先に風呂に入っていました。

私が風呂に入っていると、玄関の方から「ガチャン」という音が聞こえてくることがありました。

鍵が開くような、そんな音です。

あれ?旦那が帰ってきたのかな?と思い、風呂の中から「おかえり〜」と声をかけるも、返事はなし。

あれ?気のせいかな?

そんなことが何度かありました。

それと同時に、もう一つおかしなことがありました。

この物件の風呂場の扉には、扉の真ん中のサッシにスライド式で開け閉めできる通気口があったのですが、その通気口がいつの間にか開いているということが起きていました。

閉めても閉めても、いつの間にか開いている。

おかしいな。

そんなある日のこと。

いつものように風呂に入っていると「ガチャン」と聞こえました。

シャワーを浴びていた私は、また聞こえたな、気のせいかな、何の音なんだろうと疑問に思いながら、フと目を開けて風呂場の扉を見ると。

すりガラスの向こうに、明らかに男性っぽい、太い半袖の腕が見えました。

その瞬間に、全てを理解しました。

不法侵入者に覗かれていたのだと。

絶対に旦那ではありません。

旦那は帰ると必ず「ただいま〜」と言って入ってきます。

風呂場の前まで来ておいて、何も声をかけないなんてことはありえません。

犯人はおそらく、旦那が必ず遅く帰ってくる火曜に私が風呂に入っているのを狙って、覗きに入っていたのでしょう。

だから、閉めたはずの通気口が開いていた。

通気口には幅1cmに満たない穴がいくつか空いていたので、そこから覗いていたのだと思います。

「ガチャン」と鍵が開く音がするということは、ピッキングができるか、合鍵を持っているかのどちらかです。

そんなことを考えつつ、風呂場の外に知らない男がいるかもしれないと思うと、もう動けませんでした。

もしもここで騒いだら、向こうも慌てて逆上して殺されてしまうかも。

ああ、私は素っ裸の死体で発見されるんだろうか。新聞には載るのかな。

しかし、これまでも覗かれていたのだとしたら、この場も気が付かないフリをしておけば、きっとおとなしく出ていくはずだ。

そう考えて、扉の方は二度と振り返らず、気づかないフリをしてシャワーを浴び続けました。

怖くて怖くて、とても風呂場からは出られず、おそらく2時間くらい風呂に入ってました。夏場で良かったです。

そのうち旦那が帰ってきて、全てを話し、対策を考えました。

必ずドアチェーンをすること。

一人の時はドアに防犯ブザーを仕掛けておき、ドアが開いたらブザーが鳴るようにしておくこと。

この二つを徹底しました。

ちょうどその頃、旦那の県外への転勤が決まっており、あと2週間ほどで引っ越しという時でした。

警察に相談しようかとも思ったのですが、ひょっとしたら犯人が大家さんかもしれないと考えており、恨みを持たれると仕返しなども怖かったので、被害届は出さずに引っ越しをしました。

何せ、部屋の鍵が開けられて、旦那の帰宅時間を観察でき、私が風呂に入っているタイミングが分かる人のみが行える犯行ですから。

3階なら侵入されにくいだなんて。私の勝手な思い込みでした。

この経験から、防犯にはかなり気を使うようになりました。

市販の鍵を買ってきて、ドアも窓も二重ロックにしています。

 

長くなりましたので、次回に続きます。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。