こんにちは!malcoです。
新学期を迎えました。進級・進学・新入社、おめでとうございます。
我が家では長男が受験生になるので、ここ最近、漠然とした不安に追われている私。高校の偏差値を調べてみたり、オープンスクールの情報を調べてみたりしながらオドオドしています。
そして、気がつけば春ドラマが始まっていました。
ちょっと出遅れた気がしますが、とりあえず冬ドラマを終わらせねば!
というわけで、2025年冬ドラマのまとめ感想です。
ブログ内で感想を書いていなかったドラマも含めて振り返り、感想をまとめたいと思います。
各ドラマとも、ネタバレを含みますので、視聴がまだの方はご注意ください。
2025年冬ドラマ振り返りまとめ感想
119エマージェンシーコール
正直なところ全然期待していなくて、見なくてもいいかな〜どうしようかな〜と思っていたんですよね。
でも、見て正解でした。予想を遥かに超えて面白かったです。
119番の電話の向こう側の人が、どんなことをしているのか見ることができて、興味深かったし、面白かったし。
消防車や救急車を呼ぶ時に気をつけることとか、心臓マッサージを求められることがあるんだ!ってこととか、いろいろ勉強になりました。
いつか自分も、119で救急車を依頼する日が来るかもしれませんからね。
その時のための心の準備みたいなのが出来たような気がします。
それから、電話での声と音だけなのに、迫力と緊迫感があったのが本当にすごかったです。
ここはやはり、キャストの皆さんのお力でしょうか。
複数の電話がかかってきた時の連携プレーも、見ていてワクワクしましたし、カッコ良かったです。
前半で、司令官制員と現場で働く消防士との対立みたいのが描かれて、消防士が司令官制員をバカにしているような描写があったので、残念だな〜と思って見ていたのですが、中盤で上杉が怪我をして司令課に来ることになって、司令課の必要性や大変さを知ることでお互いにリスペクトできる関係になるという流れも良かったです。
どんな仕事にも、職種間の不理解やわだかまりがあるのかもしれませんね。
そういうのも含めて、勉強になったな〜と思えるドラマでした。
感想を書くために私一人で見てしまったのですが、子どもと一緒に見れば良かったな〜と。
本当に悔やまれます。
ぜひまた続編で帰ってきてほしいです。
秘密 〜TOP SECRET〜
ブログでの感想は書いていませんでしたが、観てました。
原作が清水玲子さんの漫画で、過去に映画化されたこともある作品。
映画が理解不能な作品になっていたので不安があったんですが、ドラマはちゃんと原作の世界観を反映させてあって、良い出来だったと思います。
と言っても、私自身、原作漫画は完読してないんですけどね^^;
でも、薪がものすごく「薪」だったと思うし、魅力的でした。
原作の方がもう少し凛々しい印象かな。
板垣くんの薪は、可憐さがプラスされていた感じでした。
でもね〜、フォルムとか、手首の角度とか、目尻とか、毛束の曲がり具合とか、ものすごく「清水玲子漫画の世界」だったんですよね〜。マニアックですみません(ー ー;)
清水玲子漫画は、フォルムやラインの美しさが素晴らしいんですが、板垣くんはそれを見事に体現されていたと思います。
いや〜美しかった。ずっと見惚れていました。
そして、小さな身体で、どんな大男にでも権力者にでも全身全霊で抗っていく姿が、本当にカッコ良かったです。
ストーリーや全体の世界観としては、グロかったり、暗かったり、残酷だったりで、好き嫌いが別れそうですよね。
原作は写実的な絵じゃないのに、それでも「グロい」と感じる内容を、よく実写ドラマにしようと思ったな〜というのが本音です。
特に、第一話から衝撃的な内容だったので、あの時点で受け付けない人もいたんじゃないかと思いました。
しかし、見続けていくことで、少しずつ薪の人間性が見えてきて、どんどん薪が魅力的になっていくのが素晴らしかったです。
原作の方は、もう少しコメディ感がある印象ですが、ドラマの方では「再現しようとしたけど難しかったんだな〜」と感じることが多かったかな。
そこが少しだけ残念でした。
好き嫌いが分かれる作品ですが、私は清水玲子漫画の世界観が大好きなので、とても楽しめました。
アイシー 〜瞬間記憶捜査・柊班〜
ブログでの感想は書いていませんでしたが、観てました。
暗いドラマでしたね。
主人公が背負った過去が重いので、仕方ないとは思うんですが。
氷の女王と呼ばれるだけあって、カッチコチに硬くて冷たくて重い主人公でした。
主人公だけでなく、部下が殉職したり、家族を殺害された経験のある部下がいたり、周囲の人もかなり不幸で、そこも重たい空気になった要因かな。
べつに、シリアスで重いドラマも、それはそれでいいんですが、エンディングだけが異様に明るくてポップで。
毎回、エンディングが流れるたびに「なんで?」って思ってました。
ものすごいシリアス展開で終わってしまうと、エンディングが軽すぎて違和感しかなかったです。
もっと、全体で統一感を持たせたら良かったのにな〜。
それから、主人公のカメラアイが「そんな細かいとこまで記録してるの?」って、疑問に思うことも多かったです。
最終回の返り血なんて、そんな細部まで拡大できるんだ(´⊙ω⊙`)?ってビックリ。
便利だな〜。鑑識いらないかも。
主人公の視力ってどのくらいなんだろうとか、しょうもないことが気になってしまいました。
まぁしかし、毎回の事件は面白かったと思いますし、柊班のみんなに少しずつ仲間意識が芽生えていく展開も良かったです。
東京サラダボウル
ブログでの感想は書いていませんでしたが、観てました。
面白かったですね。
鴻田と有木野のコンビが良かったです。
有木野が少しずつ鴻田に心を開いていって、少しずつ仲良くなっていく過程が、見ていて好感が持てましたし、微笑ましかったです。
有木野ののらりくらりとしたキャラも、鴻田の「人類みな兄弟」みたいな性格も素敵でした。
そして、奈緒さんが食べるのが美味しそうで。
あんなにご飯を美味しそうに食べられる人って、いいな〜。
それから、東京に住む外国人と犯罪、犯罪に関わらざるを得ない人たちのさまざまな事情も、興味深かったです。
ただ、私自身は鎖国派というか、あまり外国人に入ってきてほしくなくて、日本のことは日本人がどうにかしていかなければと思っているタイプなので、外国人を許容するのが当然みたいな考え方に対しては、共感できない部分もありました。
私は広島という地方都市の中でも郊外に住んでいるので、それほど外国人の増加というのを実感できないのですが、都会では想像以上に深刻な問題なのかな〜。
どこか「ドラマの中の世界」みたいに思っていましたが、日本のアイデンティティが失われる日も近いのかもしれない…。
それどころか、このまま少子化が進んで移民が増えたら、純血の「日本人」という人種が希少種になってしまう日も遠くないのかもしれない…。
そんな危機感を感じたドラマでした。
問題物件
ブログでの感想は書いていませんでしたが、観てました。
何の前情報も仕入れず、とりあえず見始めたのですが。
「思ってたんと違う」というのが第一印象でした。
何がって、犬頭さんの存在かな〜。
まさか、ずっと犬疑惑を持ち続けながら見ることになるとは。
結局、犬太だったというオチでしたね。
最終回ラストの犬太の真実はつい涙してしまったんですが、正直な気持ちを言えば、謎のまま終わって欲しかったなと思います。
全体としては、まぁまぁ面白かったかな。
毎回の事件は、ちょっとザルなところもありましたが、楽しめました。
アクの強い登場人物が多くて、初期の頃は「ちょっとウザいな」と思いながら見ていましたが、中盤以降は慣れてきて、笑えるようになってきたし。
犬頭さんの、頼りになるけど言動が失礼で、常に犬目線なのも面白かったです。
続編ができそうな終わり方だったので、やってくれたら良いな〜と思うのですが、続編を見るなら「犬頭は犬太なのか」疑惑を、疑惑のままで見たかったです。
そこがちょっと残念でしたが、ライトで気楽に見られる良作だったと思います。
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日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった
序盤の頃は、正直なところ「見るのが面倒」と思うことがあるようなドラマでした。
日本一の最低男と銘打っておきながら、全然最低に見えない。
どういうこと?ってなりながら、とりあえず見ていたのですが、中盤ごろから、気がつけば面白くなっていました。
一平という人物に対する見方が、変わってきたのが要因かなと思います。
物語を見ていくうちに、主人公のイメージが最初と最後で変わってしまうタイプの作品ですね。
最初は良い人なのか悪い人なのかよく分からなくて、訝りながら見ていたのですが、話が進んでいくうちに「なんだかんだで良いヤツじゃん?」となっていって、さらに後半になるにつれて「一平、めっちゃ良いヤツじゃん。頑張れ一平!」と応援の気持ちになっていきました。
ちょっと捻くれてるんだけど、なんだかんだで最後はみんなを助けるために自分が骨を折る。
そういうところが良かったです。
終盤は、幼馴染の真壁と組んで町長を引き摺り下ろしてしまい、理想の政治をするために真壁を町長にしてしまうという展開。
主人公が「自分を犠牲にして最低男を演じて、理想を実現する」という形でタイトル回収してしまうのが面白かったです。
最後まで見続けて良かったと思えるドラマでした。
法廷のドラゴン
ブログでの感想は書いていませんでしたが、観てました。
なんだか、不思議なドラマでしたね。
毎回それなりに面白かったんですが、毎回将棋に例えながら真相に近づいていくというのが不思議で。
どういう思考回路でそうなるんだろう。
竜美は、最後まで理解不能なキャラでした。
そんな主人公に振り回されっぱなしの虎太郎先生は、とても面白かったです。
決して頭が悪いわけではなく、竜美に対するツッコミも的確で、天然な竜美の世話も焼いているのに、何故かアホっぽく見えてしまって、頼りなく感じてしまう。
まぁ、彼もそこそこ不思議なキャラだったな〜。
いつもTverで見てたんですが、本編終わりに「また法廷のドラゴン見逃しちゃった」というのが可愛くて。
虎太郎先生、見逃しすぎじゃない?って毎回笑ってしまいました。
毎回見逃してしまうのが似合うキャラなんですよね。
なんとも絶妙に情けないキャラを、見事に可愛らしく演じた高杉真宙くんが、素晴らしかったと思います。
クジャクのダンス、誰が見た?
考察が盛り上がりましたが、いろいろと風呂敷を広げた結果、たたみきれなかった印象ですね。
怪しさばかりを強調していたので、途中までは考察ドラマとして盛り上がっていましたが、最終的には「あれって結局どういうことだったの?」という不明点ばかりが気になるドラマになってしまいました。
あとは、登場人物の行動の動機がしょうもないとか、共感できないとか、不明とか、そんなのばかりで。
最終回が終わって、よくよく考えてみたら、そもそも春生はどうして歌を2階に移動させたことを言わなかったのかと。
ひょっとして、上司に怒られるからとか?
もしもそんな理由なら、一番罪深いかも…。
それを今更になって暴露しようってんだから、そりゃ京子も怒るわな〜と思ったり。(←そこは共感できてしまう)
こんなにザツな真相になるなら、考察モノとしては盛り上げない方が良かった気がします。
最終回の感想でも書きましたが、いろんな親子の形があったので、そちらにフォーカスして、ヒューマンドラマとして描いた方が良かったですね。
ちょっと勿体無かったなと思います。
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相続探偵
ブログでの感想は書いていませんでしたが、観てました。
最初の方は、キャラクターのクセが強すぎてめんどくさいな〜と思いながら見ていました。
特に朝永がな〜。いちいち声が小さくなって字幕が出たり、突然倒れたり、独特すぎました。
全体的にどのキャラも好きになれませんでしたが、カッコ付けてる感じの演出もあまり好きになれなくて。
キャラは普通で良かったな。
そんなに尖ったキャラにしなくても、演技派の役者さんが揃っていたし、じゅうぶん魅力的なドラマになったんじゃないかと思います。
なんだかんだで、赤楚くんはカッコ良かったし。
斜に構えてるというか、ちょっと人を小馬鹿にした感じのキャラでしたが、真剣な時、怒った時、優しい時など、いろいろギャップがあって、とても表情豊かだったのが良かったです。
ストーリーも割と好きでした。
遺言書から故人の思いを推理したり、遺族のわだかまりを解いていくのは面白かったです。
好きになれないキャラとか雰囲気とかは、最後の方はかなり慣れてきたので、終盤は面白く見ることができました。
アンサンブル
ブログでの感想は書いていませんでしたが、観てました。
このドラマは…正直、見なくても良かったな〜。
キャストが豪華だったので、つい最後まで見てしまいましたが、キャストが豪華ってだけで、それ以上の良さは見つけられませんでした。
人気俳優に、言ってみてほしいセリフを言わせただけって感じ。
途中、ちょっぴり面白くなりそうな予感がしたこともあったんですが、結局最後まで面白くならず。
何より、主人公の性格が好きになれず。
かなりマイナス思考でしたよね。
いちいち引きこもるのとか、見てられませんでした。ナイーブすぎる。
「雪の降り始めを一緒に見よう」って、どういうこと?と思ったり。
付き合うことになったのに、家に泊めても寝るのは別々とか、ピュアを通り越して不自然でしたし。
主人公の周りの友達も、お母さんも、過保護すぎて好きになれませんでした。
もっと、若者の恋愛ドラマにすれば良かったのにな〜。
高校生くらいの恋愛なら、ピュアだったり、マイナス思考で殻に閉じこもったりするのも、まだ納得感があったかもしれません。
良かったのは、シソンヌのじろうさんかな。
たまーにポツンと良いことを言う。
そのくらいかな。
キャストが良かっただけに、残念な作品でした。
御上先生
面白かったんですが、思ってたんと違ったというか。
ものすごく壮大なドラマになりそうな雰囲気を醸し出していたのに、終わってみれば学校と政治の癒着を暴くだけの話だった…というところが衝撃でした。
「日本教育の破壊を俺に命ずる」ってキャッチコピーのわりに、全然破壊してないし。
しかし、それなりに面白くはありました。
普通の学園ものと違うなと思ったのは、学園ものに出てくる生徒って、どんなに進学校や特進クラスの話だったとしても「バカだな〜」と思える子が多いんですが、このドラマに出てくる生徒たちは、本当に頭がいいと感じられる子ばかりで。
本当に頭がいい子たちってこんなにレベルが違うんだと。
そういう「進学校の生徒の質」が、逆にリアルだなと感じました。
あとは、御上先生の授業が面白かったですね。
すごく哲学的で、好きでした。
御上先生の声のトーンや話し方も好きでしたし。
常に冷静で落ち着いていて、思慮深さを感じる話し方でした。
最終回だったかな、戦争は悪いことですかと聞かれたら「悪いこと」だと答えやすいけれど、この世の中に正しい戦争はありますかと質問されたら、途端に答えられなくなるという話がありました。
本当にそうだな〜と思って。
ドラマのワンシーンとして流されて終わるのではなく、もっと深く考えないといけないテーマがたくさんありました。
そいういう、意味のある問題提議がたくさんあっただけに、縦軸ストーリーが裏口入学問題に終始したというのが本当に残念でした。
フォレスト
考察もののラブサスペンスでした。
ものすごい人間不信になるドラマでしたね。
ドラマの性質上、主人公の楓以外は誰も信用できない設定になっていました。
で、最終的には主人公二人以外の怪しい人物は、ほとんどが犯罪を犯していたという結末。
なかなかの衝撃でした。
主人公の楓と純は二人ともお母さんが犯罪者。
楓に至っては、叔母も従姉妹も、会社の秘書も経理担当も犯罪者。
こんなに犯罪者が多いドラマも珍しいです。
そんな人たちの近くで育って、というか、そんな人たちに育てられて、楓も純もよくあれだけ純朴に真っ直ぐ育ったな〜と。
もっと性格が捻じ曲がりそうです。真琴みたいに。
意外だったのは、純の母・茜が食中毒事件の犯人だったこと。
被害者だったのに、加害者に転じてしまうのがね〜。
悲しいというか、残念というか。
しかも、葉山個人へ危害を加えるのではなく、関係ない人を大勢巻き込むという、一番最悪の形で復讐を実行してしまって。
そんなに大勢を不幸に陥れても涼介は戻ってこないし、きっと気も晴れなかったでしょう。
その虚しさがまた、ツラかったです。
あとは、一番の元凶である鈴子が捕まらなかったのが悔しい結末でした。
本当に嫌なやつでした。
全体としては、回を追うごとに人間不信になっていく感じが面白かったです。
しかし、初回で「こんな生活が長く続くわけないと思っていた」という「純が怪しい」ところからスタートを切って、あれだけたくさんの犯罪者が出たのに、最終回では楓と純だけが綺麗なままで終わるというのが、なんだか綺麗すぎて残念でした。
もっとドロドロした終わり方でも良かったし、怪しさを残して終わっても大丈夫なドラマだったと思います。
2025年冬ドラマは
今シーズンは、連ドラ12本+朝ドラ+大河ドラマも見てるので、合計14本の視聴でした。
けっこう見たな〜。
毎週楽しみだったのは「119」「秘密」「東京サラダボウル」「日本一の最低男」でした。
気がつけば、東京サラダボウル以外、全てフジテレビですね。
一時「フジのドラマは面白くない」という印象を受けていたのですが、最近は頑張ってるなと感じます。
いろいろ騒動がありましたが…というか、まだ最中なのかな。
しかし、面白いドラマを作っていただけることは、とても嬉しいことだと感じています。
「秘密」は最終回が4月に入ってしまいましたが、ちゃんと最後まで放送してもらえて満足です。
2025年春ドラマは
来シーズンはサスペンスが多い印象ですね。
気になる作品が多すぎて、どれを見ようか悩み中です。
とりあえず「夫よ、死んでくれないか」は、タイトルのインパクトが大きすぎて気になっています。
それから、「PJ 〜航空救難団〜」は子どもたちと一緒に見ようかな〜。
あとは、第一話を見て決めようと思います。
来シーズンも素敵な作品に出会えますように。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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