こんにちは!malcoです。
私が観ていた2021年春ドラマが全て最終回を迎えました。
ブログ内で感想を書いていなかったドラマも含めて振り返り、感想をまとめたいと思います。
ネタバレを含む感想ですので、視聴がまだの方はご注意ください。
2021年春ドラマ振り返りまとめ感想
イチケイのカラス
裁判中に裁判官である主人公が事件の真相について疑問を持ち、職権発動をして捜査に乗り出し真実を導き出していく、というのがほぼお決まりの展開でした。
HEROや99.9と似ているので新鮮味はなく、また毎回「職権発動をする」というお決まりのパターンで、飽きるのではないか…と懸念しながら観ていたのですが、全くそんな事はありませんでした。
各話の事件が面白く展開できているか、セリフに共感・感動できるか、主要キャラたちが魅力的か。
そういう点でこのドラマは優れていて、お決まりの「職権発動」も、みちおだけでなく駒沢部長や千鶴も出したりして、最終的には「チーム・イチケイ」というムードが出来上がっていくという流れがとても良かったです。
目新しさ、斬新さばかり追い求めなくても、良い作品はできるんだなと認識させられた作品でした。
大豆田とわ子と三人の元夫
このドラマは今季で一番好きだった作品です。
正直、ドラマが始まる前はそこまで期待してなかったんですけどね。
坂本裕二さんの脚本で、松たか子さんと松田龍平さんが出演されていたので、どうしても「カルテット」のイメージが強くて。
カルテットも面白かったのですが、少し暗めで不穏な空気が漂っていて、登場人物をあまり好きになれずに終わりました。
でもこのドラマは、登場人物がみんな魅力的で。
特にとわ子と三人の元夫の関係が素敵でした。会話も面白いし。
とわ子には割と不運な出来事が立て続けに起きますが、そんな毎日がものすごくコミカルに描かれているのが、コメディ好きな私としてはポイントが高かったです。
「人生は壮大なコントである」というのは「コントが始まる」のキャチコピーですが、とわ子にこそ似合う言葉なのではないかと、いつも思っていました。
あのくらい周囲からのダメージに負けず、明るく強く図太く、でも思いやりは持って、そして時にはテキトーに受け流して、生きていきたいなぁ。
映像や劇伴、エンディングがオシャレなのも素敵でした。
終わってしまって、久々にロス気味です。あの4人の会話が聞きたい。
ずっとこの世界観にいたいと思えるドラマでした。
着飾る恋には理由があって
私が好きな役者さんがたくさん出演されていて、ストーリーとしても面白く、心に残るセリフもあって、良い作品でした。
ドラマが始まった当初は、メインキャラの2人がインフルエンサーとミニマリストという自分とは無縁の世界の人で、このドラマに共感できるところがあるんだろうか…と思ったものですが、全然大丈夫でした。
どんな仕事をしていても、どんな主義主張を持っていても、人間誰しも同じような事で悩んで失敗して後悔するんだな、と感じられるストーリーでした。
真柴のいつも一生懸命な姿も応援したいと思えたし、駿の優しさとか、葉山さんの懐の広さとか、それぞれの良さもしっかり見えたと思います。
「ただイケメン使っただけ」という作品にならずに済んで、ちょっとホッとしました^^;
恋はDeepに
なかなかの問題作でした。
決して全てがダメというわけではなく、主人公が海の生き物の立場で話をするのは良かったし、笑えるところもあったし、倫太郎がかっこいいと思えるシーンもあったのですが。
同時に、どこかついて行けない部分があって…。
30代の役者を使って、あれだけピュアな恋愛を繰り広げるというのが苦しかったのかなぁ。
役者は大人なのに、妙にキャピキャピしてキラキラしすぎというか。
キャピキャピって今は言わないかな。
でもその表現が一番合ってると思えるような雰囲気でした。
そもそもターゲットの年代はどの辺りだったんだろう?
いまだに疑問です。
「ファンタジー」という決して万人ウケする内容ではなかっただけに、その辺りをもう少し明確にして攻めるべきだったのかな。
確かに石原さとみさんなら、人魚でもおかしくないような気はしますけどね。
コントが始まる
これは、始まる前のイメージとだいぶ違いました。
もっと爆笑できるドタバタなコメディだと思って観たので、かなり意外性がありました。
しかし、これはこれで感動できる作品で。
毎週毎週、悲しくなったり寂しくなったり切なくなったり、胸が締め付けられました。
キャストがこれまた素敵で、適材適所で大正解なキャスティングでした。
お芝居の中の世界とは思えないリアリティと、フィクションドラマならではの伏線回収の嵐が、両立されていた作品だと思います。
マクベスはドラマ内では全く売れてませんでしたが、視聴者の大半がマクベスのファンになったのではないかな。
辛いシーンで泣いて、でもいつの間にかマクベスの3人の会話を笑顔で聞いている。
そんな不思議と心が温まるドラマでした。
コタローは一人暮らし
感想は書いてませんでしたけど、観ていました。
初期の頃は、期待外れかな…と思って観ていたのですが、中盤からホッコリしんみりさせられました。
誰よりも辛い立場で辛い経験をしているコタローが、誰よりも周囲の人のことを考えていて、たまに出てくる優しさに溢れた言葉が涙を誘いました。
強くなるために一人暮らしをしていると言ってましたが、根本としては父親に嫌われないためだったり、もう誰にも捨てられないためだったり、理由を考えると切ないです。
5歳の子があれだけ重たいものを背負って、でも負けずに強く生きていっていて。
一人の母親として泣かずにはいられないですね。
かと言って決して重たい話にはならず、そこまで気負わず観られました。
でも、役者さんの演技がぎこちなくて残念な部分があったかな。
コタローの殿様言葉が喋りにくそうなのも気になりました。
終わり頃にはだいぶ慣れましたけどね。
さすがに子どもが一人暮らしを続けるなんてあり得ないので、最後にはお父さんと和解して引き取られていくんだろうと思っていたのに、まさかの一人暮らし続行エンド。
平和そうに終わってましたけど、驚きでした。
まぁ、部屋が分かれてるってだけで、あの建物が一つの家みたいなもんで、あのアパートの住人全員が家族みたいな感じになってましたからね。
そういう意味では、夢のある終わり方だったのかなと思います。
ドラゴン桜
子どもの教育について、いろいろ考えさせられるドラマでした。
これからうちの子たちも中学行って、高校受験して、あっという間に大学受験なのかと想像すると本当に他人事ではなく、どうやったら国立大学に入れるのか…とか真剣に考えながら観てしまいました^^;
最終回の感想にも書きましたが、藤井くんの成長が素晴らしかったです。
しかし、もっと家庭での様子なども見せてほしかったですね。
他の生徒に関しても、1話であっさり片付いたり、1話分のエピソードもなかった生徒もいるので、買収問題よりもそちらに力を入れてほしかったです。
しかし、総じて面白いドラマではありましたし、セリフも良かったです。
ネメシス
面白かったような面白くなかったような…。
どっちかな…。
面白かった!と思える回もあれば、唖然としてしまうような回もありました。
ドラマが始まる前は期待していただけに、残念ではありました。
最終回の感想にも書きましたが、世界観が中途半端だったかな。
オープニングとかの雰囲気は良かったんですけどね。
各話の事件やトリックが雑な事が多々あったり。
風真がポンコツ探偵と言われながら、割と普通だったり。
個性豊かな仲間たちと言われながら、割と普通だったり。
総じて…やっぱり残念だったかな^^;
2021年春ドラマは
観る予定にしていた「レンアイ漫画家」は1話でリタイアしました。
人気の少女漫画家で恋愛漫画を連載しているのに、「どういう時にドキドキしたのか」みたいな事をイチイチ聞かないと描けない…という内容で、そんな漫画家いる?今までどうやって描いてたの?とイライラして、観るのをやめてしまいました。
しかし初期こそそんなイライラを抱えた視聴者がいたものの、どうも後半は盛り上がったようで。
いつかdtvで見放題として登場したら観てみようと思っています。
盛り上がるまで耐えられるかな…。
あと「リコカツ」も迷いましたが、スケジュール的に辛くてやめました。
やはり瑛太さんが面白キャラだったようですね。
こちらもdtvで見放題として登場するのを待ちます。
今期は面白い作品に出会えました。満足です。
特に「大豆田とわ子と三人の元夫」と「コントが始まる」ですね。
本当に良い作品でした。
夏ドラマはまだほとんどリサーチできてないのに、もう始まってるドラマもありますね。
オリンピックのせいか、始まるのがいつもより早いようです。
夏も好きな役者さんが出演されるので楽しみです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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