こんにちは!malcoです。
明日から6月。そろそろ梅雨ですね。梅雨って気がつくと週間天気予報が雨マークばかりになってて、「あれを洗濯しておけば良かった」「ここを掃除しておけば良かった」と後悔するんです(´;ω;`)
今回は、サザンオールスターズの楽曲の中で、歌詞に「雨」という言葉が入っている曲をご紹介したいと思います。
夏のイメージが強いサザンですが、実は歌詞に雨という単語が使われる事が多いんです。
何故かって?
それは桑田さんが雨男だから(^◇^;)
どうも、ここぞって時には雨が降るらしいですよ。野外ライブとか。
雨男ならではの表現もあったりするので、そこを意識して聴くと楽しさ倍増です。
梅雨ということで「雨の曲」をお送りするわけですが、その実、サザンの曲中での雨は夏のスコールとか秋雨なのです。ま、そこは深く考えないでね( ´∀`)エヘヘ
サザンオールスターズ「雨の曲」
夏をあきらめて
1982年にリリースされたアルバム「NUDE MAN」に収録されている曲です。同年に研ナオコさんによってカバーされてヒットしました。
解釈が難しい曲だな〜と思ってたんですが、桑田さんが雨男だと知ってピピーンと来ましたよ。
「ビーチで美女(または彼女)と楽しく過ごすはずだったのに急な雨。あぁ、こんな時にまた雨かよ。これじゃ彼女の水着姿も満喫できやしない。やっぱり俺は雨男。どうせ俺は雨男。もういいよ。あきらめるよ…」
雨男が投げやりになった歌。雨男である自分にうんざりして、途方に暮れる歌です。断言していいのかどうかは分かりませんが…。
恋人も泣いているのは、彼といるといつも雨だからです。…どうでしょう(^◇^;)
いや、ひょっとして普通にサザン特有の「失恋ソング」なのかもしれませんが、私にはもう「雨男ソング」にしか聴こえません。
ちなみに、こんなに雨男全開な解釈はこの曲だけですよ〜(^^;
Bye Bye My Love(U are the one)
1985年にリリースされた22枚目のシングルです。
忘れられない女性を想う失恋ソングですね。
1番に「君待つRainy day」、2番に「悲しみの雨」2カ所も雨が出てきます。他にも「水色の天使」や「虹の彼方」など雨を連想させる言葉が豊富です。しかし、曲調は疾走感があって明るいですし、「いいことだよね」など前向きなフレーズが出てくるので、ジメジメした感じではありません。タイトルからも分かるように、「いい思い出」として忘れることを決意した歌なのだと思います。
メロディ(Melody)
1985年にリリースされた23枚目のシングル。夏が終わって別れを迎えた男女を歌った失恋ソングです。
1番のBメロに「雨のSeptember」という歌詞が出てきます。
「恋人のまま別れよう」というフレーズが出てくるのですが、理由は分かりません。別れを切り出した男性が、女性をなだめているようにも聞こえます。どうして別れるのかな〜?引越しかな〜?ひと夏の遊びだったのかな〜?と思いを巡らせると、2時間SPドラマくらい出来そうですね。桑田さんの曲は「ひと夏の情事」的な歌詞が多いので、やっぱそっち系かな〜( ̄▽ ̄;)
真夏の果実
1990年にリリースされた28枚目のシングルで、桑田さん監督の映画「稲村ジェーン」の主題歌。サザンを代表する人気曲です。
こちらも失恋ソング。夏が終わり、冷たい雨の中で忘れられない夏の恋を振り返るという、サザンらしい歌ですね。歌詞は切ないですが、曲自体はキラキラとしていて、桑田さんと原由子さんのハーモニーがとても優しくてキレイです。
1番のAメロで「今夜も冷たい雨」という歌詞が出てきます。サザンの曲には「今日も雨」など、雨の前に「も」が付く事もしばしば。桑田さんがいかに雨を意識しているかが伺えますね。
素敵なバーディー(NO NO BIRDY)
1993年にリリースされた33枚目のシングルです。
昔の恋を思い出して、やっぱり好きだな〜やり直したいな〜という未練タラタラな失恋ソング。そして、思い出すのはやっぱり夏の思い出という、サザンらしい曲です。
サビで「雨に濡れながら」という歌詞が出てきます。
個人的には、雨の情景が似合う曲だと思います。エロティカ・セブンと同時発売されたので、あまり目立たなかったようですが、大好きな曲です。
素敵な夢を叶えましょう
1998年にリリースされたアルバム「さくら」に収録されている曲。仲間との絆が歌われたバラードです。主に、サザンのメンバーとファンに向けて作られたと言われています。
2番に「降りしきる雨」という歌詞が出てきます。雨という表現は出てくるものの、止みそうな雨であり、雨が上がった後の青空や星空をイメージさせる曲です。歌詞には空や星座などという単語がたくさん出てきて、伴奏にピアノとオーケストラが入ってるので、壮大なスケールを感じます。
曲調や楽器・言葉の使い分けで、海や波を連想させたり、青空や星空を連想させたり、表現力の豊かさに驚かされるのがサザンの魅力の1つです。
SEA SIDE WOMAN BLUES
1997年リリースのシングル「01MESSENGER〜電子狂の詩〜」のカップリング曲。昭和歌謡的なブルースです。曲調もですが、歌詞も「水割り」とか、川や橋の名前とか出てきて、歌謡曲っぽく作られています。
サビに「今宵こそ濡れたい雨の中」という歌詞が出てきます。
フラれた女性のことを思い出しながらグダグダ酒を飲むという、これまた未練タラタラな失恋ソング。しかし、このやるせない感じが昭和歌謡の曲調にぴったりです。
TSUNAMI
2000年にリリースされた44枚目のシングル。サザンの大ヒットした代表曲のひとつです。
ツナミというタイトルから、東日本大震災以降は封印に近い状態になっていましたが、それでも忘れられることなく愛され続けている曲でもあります。
サビに「思い出はいつの日も雨」という歌詞が出てきます。有名なフレーズですね。雨男感もきっちり出てますし(^^;
失恋ソングですが、涙を流して悲しみに耐えて成長するという、誰しもが共感できる前向きなメッセージも込められています。
雨上がりにもう一度キスをして
2003年にリリースされた47枚目のシングル「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」のカップリング曲。
タイトルに「雨上がり」と入ってますね。サビにも出てくるフレーズです。他にも「涙雨」という言葉も出てきます。
曲調はポップで明るいです。が、やっぱり失恋ソング。帰らない青春の思い出を語った歌です。
「雨上がりにもう一度キスをして」というのは口説き文句だと歌詞にはあるのですが、ちょっとお洒落な別れ台詞にも感じますね。この言葉にどんな意味が込められているのか。「雨が上がるまで一緒にいましょう」「雨が上がるまで一緒にいられたらね(=どうせ止まないからサヨナラ)」など、文学的な解釈になりますが、いろいろ考えられて面白いです。
彩〜Aja〜
2004年にリリースされた48枚目のシングル。春の曲です。私がカラオケでよく歌う曲です。(関係ないけど)
曲の初めに「雨の間に間に」という歌詞が出てきます。虹を見つけるので、雨は既に止みかけていて、曲調も春っぽく爽やかで明るいのですが、やっぱりこれも失恋ソングです〜( ´∀`)
大切な女性に「さよなら」をプレゼントするなんて、なんて悲しい歌なんでしょう。しかし、好きな人に幸せになってほしいという優しさが感じられる曲です。
あれ。なんだか、失恋ソング特集みたいになってしまいましたね( ̄▽ ̄;)
桑田さんは「雨=涙」というイメージで使うことが多いので、 自然と失恋の曲になってしまうのかもしれません。今回ご紹介した曲以外にも、「雨」という単語が出てくる曲はまだまだあります。
桑田さんは、音で言葉を選びながら歌詞を書くことが多いようなので、解釈は少し難しいのですが、桑田さんならではの美しい表現や、雨男ならではの悩み?なども見えてきたりして面白いです。
気になる曲があれば、ぜひ聴いてみてくださいね〜(^^)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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