こんにちは!malcoです。
ドラマ「ハケンの品格」が、2020年春ドラマで帰ってくることになり、話題になっていますね! 残念ながら、新型コロナの影響で初回放送が延期になっています。
2007年に放送された前シリーズが、テレビで特別編として再放送されていますが、dtvでも見放題になっていたので、これを機にイッキ見しました。
それでは、まずは簡単なあらすじからどうぞ。
ネタバレなしあらすじ
主人公は、特Aランクの評価を受けるスーパー派遣社員の大前春子(篠原涼子)です。時給3,000円で、残業・休日出勤・契約期間(3ヶ月)の延長は一切なし、担当セクション以外の仕事は一切しませんという条件付きだけど、お時給の分はしっかり働きますというスタンス。
春子が派遣されたのは「S&F」という大手食品会社。担当セクションのマーケティング課は新設部署で、お人好しの主任や社会経験ゼロの新米派遣社員、パソコンが使えない定年を過ぎた嘱託社員など、頼りない面々ばかり。
そんな環境で、春子はハケンとしての経験と能力の高さを発揮しながら、周りの価値観をも変えていく…というストーリー。
ネタバレなし感想
キャラが面白い
「大前春子」というキャラが、かなり面白かったです。ドラえもんっぽいなと思いました。困った時に未来の道具ではなく、キャリアや資格で解決してくれる。彼女のキャリアの高さと資格の多さは、四次元ポケットに近いです(^^;
無愛想で太々しい態度ですが、その能力は周囲の社員に比べて圧倒的に高く、しばしば社員を馬鹿にした発言があります。しかしその社員こそ、派遣を馬鹿にした態度や発言が多いので、春子がズバッと確信をついた事を言ってくれてスッキリできます。
もう1人、営業課の主任・東海林(大泉洋)もなくてはならない存在。東海林はアンチ派遣思想を持ち、出世コースを走る会社命の社員です。東海林と春子の関係を、これまたアニメに置き換えると、トークのみで繰り広げられるトムとジェリーといった感じでしょうか。2人のケンカが絶妙に子どもっぽくて爆笑です。
働くって何だろう
「働くことは生きること」「一緒に働くことは、一緒に生きること」
これがこのドラマのテーマです。
普通にフルタイムで働くと、職場にいる時間が1日10時間を超える人も多いでしょう。私はかつてブラックじみた企業にいたので、1日24時間以上会社にいることもありました。
職場で10時間、通勤時間を1時間、睡眠時間を6時間とすると、家で起きて過ごすのは7時間ということになります。実際は家にいる時間がもっと短かったり、家族より同僚と過ごす時間の方が長い人もいると思います。
確かに、職場で過ごす時間は、人生において大きなウエイトを占めてますよね。しかも、働いてお金を稼がないと生きていけないのが現代社会ですし。
そんな現代社会の中で、自分の腕を磨いて、自分自身だけを頼りに生きていく春子のような職人型の派遣社員と、東海林のように忖度ができて会社に人生を捧げられる社員、どちらが幸せでどちらが勝ち組だと言えるのか…。
かなり極端な例ですが、会社内での息苦しさや人間関係のしがらみに「そうだよな〜」と感じる場面が多々あったり、人間として正しい事と会社員として正しい事はイコールではないよな〜とか、いろいろ考えさせられるドラマです。
生きるために働くはずなのに、ともすれば、いつの間にか「会社のために生きてる」ような状態になってしまう社会の中で、春子のように自分を見失わずに生きていくのはとても難しい事なのかもしれません。
まとめ
全体的には面白かったのですが、ドラえもんや水戸黄門のような予定調和的な展開が多く、それが安心できて良いような、ちょっと残念だったような…。
しかし、春子の資格の多さに笑えるというか、今度はどんなキャリアを見せてくれるんだろうという、ワクワク感はありました。
2020年の新シリーズでは、春子が特Sランクにパワーアップして帰ってくるそうです。今度は、一体どんな資格が出てくるんでしょうか。そろそろギネス記録とか持ってそう( ̄∀ ̄)
前シリーズから13年も経ち、社会背景も変わってきています。今の社会問題が、ドラマの中でどんな風に描かれていくのか楽しみです。
★dtvについて
本作品の配信期限は 2020年5月26日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がありますので、現在の配信状況については dtvのホームページもしくはアプリをご確認ください。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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