こんにちは!malcoです。
自粛生活が続く中、B'zの期間限定公開のYouTube映像を見まくって、すっかり忘れていたB'z熱が再燃してしまいました。
最近はすっかりご無沙汰してたんですが、懐かしい曲のあれこれを聴いていると、やっぱB'zいいなぁってなるんですよね。
しかしB'zは歴史が長いので、作品数も多すぎて「それ何だっけ」と曲名が思い出せないこともしばしば。自分の記憶をまとめつつ、B'zの作品を振り返ってみました。
稲葉浩志の歌詞の世界
私がB'zにハマるきっかけになったのは、ZEROだったのですが、その事については、以前に書いた「泣かされた名曲10選」の記事の中で書いているので、今回は触れません。
B'zは曲ももちろん良いのですが、今回ご紹介するのは稲葉さんの書く詞の世界について。
稲葉さんはパッと見、ルックスが良くてセンスもあって光り輝いていて大スターだなぁと感じるのですが、しかし彼の書く歌詞の世界には非常に泥臭い人間味があふれています。
強くあろう正しくあろうとする自分と、どうしようもなく弱く情けなく醜い自分とのせめぎ合い。悩んで闘って壁にぶち当たりながらも、負けるものかと前に進んでいくような、心を奮い立たせてくれる曲がたくさんあります。
そんな稲葉さん作詞の曲の中で、私が心を動かされた曲についてご紹介したいと思います。
心にグッときたB'z・稲葉浩志の曲
Easy Come Easy Go!
1990年にリリースされたB'z6枚目のシングル曲です。これのMVが「FILM RISKY」という映像作品に入ってるんですけど、その稲葉さんがかっこいいんですよ〜。白シャツにジーンズで自転車乗って。爽やか〜(´∀`)
「Easy Come Easy Go」とは「得やすいものは失いやすい」「悪銭身につかず」などという意味です。この曲の歌詞全体を見てみると「長い人生の中でいろんなものを得たり失ったりするけれど、本当に大切なものを手にれるまでくじけず頑張ろう」という意味なんだと思います。日本語で馴染みのあるフレーズにすると「人生楽あれば苦あり」「人生山あり谷あり」という感じでしょうか。
落ち込んでないで次行こうぜ!みたいな、気楽さを与えてくれる歌です。
↓B'z公式YouTubeの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=G5giYBAL36o&list=PLXEwb80kuPYAVtWFndQTj5dff2eYQCW7y&index=7&t=0s
孤独のRunaway
1991年にリリースされたB'zのミニアルバム「MARS」に収録されている曲です。後に「B'z The Mixture」というアルバムにも収録されました。
歌詞についてまとめると「自由を求めて突然消えてしまった友人について考える」という内容。
一体彼は何故出て行ってしまったのか、何が嫌だったのか、何を求めていたのか。周りは「迷惑なやつだ」と言うけれど、ちょっと羨ましいような…。
世間のしがらみへの不自由さ、自由への憧れを感じさせる歌です。
高校生の頃、ちょっぴり家出願望があった私は、この曲を聴きながら「もし私がいなくなったらどうなんだろう」なんて薄っすら考えてました。
自由への憧れは、誰しもが持っているもの。自由には責任が伴うのだと分かっていても、憧れは尽きません。
冷血
1997年にリリースされた稲葉さんのソロアルバム「マグマ」に収録されている曲です。
「孤独のRunaway」で自由を求めて世間のしがらみから逃げ続けた、その結果のような歌が書かれたのです(;´д`)
自由と身勝手は紙一重。
自由に生きることに対して、一種の皮肉めいたものを感じさせる歌です。真理というのは、立場や年齢によりずいぶん異なるものですね。「孤独のRunaway」の気持ちも分かるのだけれど、この歌が言いたいことも分かるなぁ。
タイトルの「冷血」というのは、「自由に生きる人には冷血な一面がある」という事なのか、それとも「自由に生きる人を冷めた目で見ている自分自身が冷血だ」という事なのか、いまだに分かりません。
灼熱の人
こちらも稲葉さんのソロアルバム「マグマ」に収録されている曲です。
私がこの歌をよく聴いていたのは短大〜就職した頃でした。子どもと大人の間、未成年と成人の間。社会の厳しさに打ちのめされる、そんな不安で苦しい時期に自分を鼓舞してくれた曲です。
「灼熱の人」というフレーズがカッコイイですよね。余力を残せないほどに頑張ってやるぞという気持ちになります。しかし、頑張りすぎると身体が心について行けないって事になるので要注意(;ω;) みなさんも健康には気をつけて。
ザ・ルーズ
1995年にリリースされたB'zのアルバム「LOOSE」に収録されている曲です。
学生時代に聴いていた曲で、まさにその通り!という感じでした。今聴くとグダグダだなって思うんですけどね(^◇^;)
あれこれめんどくさいし、そんなにいろいろ言われてもできないし、やりたい事だってあるし、嫌いな事はやりたくない。
きっと誰しも、こんな怠け心や無気力さを抱えてるんじゃないかと思います。しかしなかなか全面には出せないわけです。それを代弁してもらえると、ちょっとスッキリするんです( ̄∀ ̄)
ぜひ今の学生さんにも聴いてほしいな〜。けど、サボるのは程々にね。
スイマーよ!!
1997年にリリースされたB'zのアルバム「SURVIVE」に収録されています。
人生や心の浮き沈みが水泳に例えられていて、メッセージ性が強く、聴いていると元気が出る歌です。最初の辺りに少し恋愛を思わせるフレーズがありますが、曲全体を通しては、いろんな境遇の人が勇気をもらえる歌詞になっています。尖った歌詞を書くことが多い稲葉さんですが、これはストレートな応援ソングだと思います。
「SURVIVE」はB'zの中で私が一番好きなアルバムで、今でもたまに聴きながら車を運転するんですが、この曲がかかるとテンションが上がります。ただ、疾走感のある曲調なので、スピードも上がりそうで怖いという´д` ;
B'zってスピード出したくなる曲が多いですよね。スピード違反しないように、気をつけましょう。
泣いて泣いて泣き止んだら
こちらもB'zのアルバム「SURVIVE」に収録されています。
「泣いて泣いて泣きやんだら」というフレーズから「泣きたいだけ泣いていいんだよ」という、稲葉さんの優しさが伝わってきますよね。そしていつか泣きやんだら、ちょっと顔を上げてみよう。そんな気持ちにさせてくれる歌です。悲しい時は、こういう曲を聴いて思い切り泣いた方がいいです。
「SURVIVE」は本当に名曲だらけです。曲だけでなく、歌詞も秀逸なものが揃ってますので、オススメです。
Brotherhood
1999年にリリースされたB'zのアルバム「Brotherhood」に収録されている曲です。
ここでの「Brother」は、兄弟ではなく「仲間」という意味で使われています。歌詞全体を踏まえての「Brotherhood」は、人類みな兄弟みたいな感じでしょうか。みんな別々の道を歩いてるけれど、いざという時の人同士の助け合いが大切なんだ、という歌です。
「生きていくだけだよ」という、諦めとも慰めとも励ましとも取れるフレーズが、ストンと心に収まりました。ジタバタ考えてもどうしようもない。自分の前にある道を進むしかない。みんなそれぞれの悩みや苦しみの中で生きているんだなと。
今思えば当然のことですが、なんだか目が覚めたような気持ちでした。
やっぱり稲葉さんの歌詞はすごい威力だなと、再認識できた曲です。
STASY GREEN 〜未熟な旅は止まらない〜
2002年にリリースされたB'zのアルバム「GREEN」に収録されている曲です。
「GREEN」は若いとか青臭いという意味で使われていて、「STAY GREEN」というのは「ずっと青二才のままでいてやろうぜ」という意味。若くて未熟だからこそ、学べることがたくさんあって、まだまだ進んでいけるという、ものすごいエネルギーに満ちた歌です。
すごいなぁと思いました。出す曲出す曲1位をとって、日本中にその名を轟かせて海外でも活躍して、その反面いろいろバッシングも受けたりして。それでも「STAY GREEN」と叫んで前に進もうとするB'zの強さ。誰もこの人たちには追いつけないんじゃないかと思いました。
私も子どもたちに偉そうに説教なんてしているけれど、「STAY GREEN」を忘れずに生きていきたいなぁ。
RED
2015年にリリースされたB'z 52枚目のシングル曲です。
この曲が出た頃、私はもうB'zから離れていたのですが、地元のローカル番組でこの曲が話題になっていて知りました。ご存知の方も多いかと思いますが、この曲はカープの黒田選手の入場曲として作られたのです。なんて贅沢( ̄◇ ̄;)
サビの歌詞を知って、衝撃を受けました。やっぱり稲葉さんはスゴいお人じゃ!
R(楽はしない)E(偉ぶらない)D(誰のせいにもしない)
という具合に、REDのアルファベットをそれぞれ頭文字にした歌詞になってるんです。かっこ良すぎて、鳥肌ものでした。
私はカープファンってワケではないのですが、黒田選手にはもう少し長くカープにいて、この曲で入場してほしかったです(;_;)
↓B'z公式YouTubeの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=NB_gAf4wP-I&list=PLXEwb80kuPYA-hlksg9qiBO08pvBx6ZZQ&index=9&t=0s
気が付けば、シングルは「Easy Come Easy Go!」と「RED」の2曲だけですね。稲葉さんの歌詞は、アルバムの中に隠れた曲こそガツンとくるヤツが多い気がします。
この記事を書きながら、B'zの歴史の長さを体感しました(^^;;
歌詞というのは、多くの人に共感されるように曖昧な表現がされている事が多いので、聴き手によって捉え方も違ってくると思います。
興味を持たれたら、ぜひ聴いてみてくださいね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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