こんにちは。malcoです。
ついに4月に入り、学校の再開が刻一刻と迫ってきました。新型コロナウィルス感染者が増え続ける中、正直なところ「学校再開は延期になるに違いない」と思っておりました。
しかし、甘かった…。今のところ私の住む県では予定通り学校が再開されるようです。
一斉休校になって最初の頃は「早く学校行ってほしい」なんて思っていた私ですが、今では子どもたちを学校に行かせるべきかどうか悩んでいます。
この記事を書いている現時点で、県内で確認されている感染者は11人(経路不明者含む)。東京や大阪などの大都市のような大きな数字ではありません。
それでも、学校再開はかなり怖いのです。
海外の二の舞に…
日本はこれまで、アメリカやヨーロッパの各国に比べると感染者数の増加が緩やかでした。東京以外、全国的にはまだまだ少ない方だと感じています。
でもそれは、学校が早めに一斉休校になり、自粛生活を心掛けている人たちがいるからだと思います。感染を軽視して出歩く若者たちが問題になってはいますが、それでも爆発的な感染拡大を防げているのは、それだけ多くの人が気をつけているからではないでしょうか。
世界の感染者数の推移を見ると、十数人だった感染者が、たったの1・2週間で数百人や数千人規模に増えていたりします。
こちらの記事を読ませていただきました。
こちらの記事によると、州内の感染者数が数百人という規模になって、やっと学校を閉鎖したようです。その他の不特定多数の人が使用する屋内施設についても同様です。
そこから1週間も経たないうちに1万人を超え、まもなくロックダウン。
調べたところ、4月1日の時点でNY市だけで4万人超、現在はまだまだ増えていると思います。初感染者が出てから、たった1ヶ月の出来事です。
もちろん、人口密度などで数字は変わるのでしょう。うちの県でNYと全く同じことが起こるわけではないと思います。
私はただの主婦なので、専門家的な意見でもなんでもないんですが。
やっぱり考えてしまうのは、このまま学校再開になれば私の住む県でも、GW頃には千人超えしてもおかしくないんじゃないかなと。NYほどの数にはならなくても、同じような推移を辿るとしか思えません。
さらに、今学校を再開してしまったら、3月から休校にした意味がなくなってしまうと思うのです。そして、これまで頑張って自粛生活してきた意味もなくなってしまうと思うのです。
現在よりも、まだまだ感染者数が少なかった2月末の時点で「一斉休校」という判断をしたのに、どうして感染者数が増え続けている今再開するのか、私には理解できません。
せめて、1人でも感染者が出ている市や区内では、休校を続けるべきだと思います。
「3密を避けろ」と毎日のように耳にするのに、児童が集まる教室は3密には入らないというのでしょうか? 窓を開ければOK? 全員を窓際に座らせてくれるの?
夏のオリンピックでさえ延期になり、クラスターを作らないように言われ続けているのに、教室ではクラスターは起こらないと、本気で思っているのでしょうか?
どんどんと感染者と死亡者が増え続ける諸外国の様子を見ても、まだ日本は大丈夫だと思っているんでしょうか?
行政の進もうとしている方向性がさっぱり見えません。
これでは何のために一斉休校したのかわかりません。
国民の感染拡大を先延ばしにしただけ。
政府は子どもたちに、死ねというのか。
オンライン授業にしてほしい
しかし、このまま勉強をしないでいいのかといえば、そういうワケでもありません。
もちろん勉強できる方がいいに決まっています。
今、みなさんが言われていることですが、やはりオンライン授業にして欲しいです。
こんな時にこそ文明の利器を使わないでどうするのか。人類は何のために進歩してきたのか。そう思います。
学校ごとにYouTubeチャンネルを作って限定配信するとか、できないんでしょうか。YouTubeにアップしておけば、いつでも見られるし、分からなければ何度でも再生できます。便利だと思うんですが。
もちろん、環境の揃っていないご家庭もあると思います。様々な事情で無理な家庭もあるかもしれません。
そういう家庭は、友達と一緒に見させてもらうとか、そういう子どもたちだけ学校で授業を受けるとか、多少柔軟な対応をしても良いと思うんです。全員が学校に行くよりは、子どもたちも先生たちも、リスクを抑えられると思います。
もしくは政府がタブレットを購入して、学校に配布し、スマホやPC環境のない家庭に貸与するとか。マスクを配るよりも、有効なのでは?
必要な機器などを大手通信企業などに貸してもらうよう協力要請するという手もあります。
一主婦の浅はかな考えかもしれませんが、全員が学校に行くよりはマシだと思うのです。
今はとにかく、長期戦に備えてあらゆる手を考えて、感染リスクの少ない方向を探っていくしかないと思うのです。
どうか休校が継続されますように
学校が再開されれば、子どもたちが接触するだけでなく、今は子どもが家にいるからと自粛している大人たちも動き出す可能性が高いと思うのです。
そして「学校行ってるんだから、どこに行っても一緒」と安易に考えて、出歩く人たちも増えると思うのです。
今は「学校が休みだから」という理由で休みになっている習い事やイベントなどもたくさんあると思います。私の周囲でも、学校の施設を使う習い事は休みになっています。そういうものも、全て再開される可能性があるのです。
学校を再開すれば、絶対に感染者数が一気に増加します。アメリカやヨーロッパを見ていたら分かるはずです。感染者が増えれば、医療崩壊を招き、治療を受けられない人が出てくる。そして死亡者が増える。
そんな状態がもう1ヶ月先に迫っているかもしれない。
ヤバいと思った時には遅いのです。
子どもは感染率が低いから大丈夫なんて言っている場合ではありません。
もちろん、いつかは学校に行かなくてはいけないし、普通に学校に行けるのが一番良いです。
でもそれは今ではありません。
薬やワクチンが出来て、回復者数が増え、死亡率が減ってきてからではないでしょうか。
「長期戦になる」
安倍総理こそ、そう言っていたはずなのに。なぜ学校を再開するのか。
今は、いつ学校を再開するかよりも、いつか学校が再開するまでの間にどうやって子どもたちの学力を向上させていくかを考えてほしいです。
今の対応次第で、自分や自分の大切な人が1年後、普通に生活してるのか、それともお墓の中にいるのか、決まるのだと思います。
誰かに訴えたいけど、どうしたらいいか分からないので、ブログに書いてみました。
同じく、学校再開に不安を持っているお母さん方お父さん方で、ブログやTwitterなど自分の声を発信できる場所がある方は、ぜひ声をあげていただきたいです。
子どもを守れるのは親しかいません。
例えば、どこかで子どもがひとり亡くなったとして。
政府にとっては何百万人いる子どもたちの中の1人。
学校にとっては何百人いる生徒の中の1人。
でもウチの長男も次男も、私にとっては1人しかいません。
それは絶対に換えが効かない存在です。
あなたのお子さんもそうですよね?
これを書いている今でも、次の瞬間には「休校継続」というニュースが流れるのでは、と期待しています。
どうか、子どもたちが守られますように。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。