こんにちは!malcoです。
「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う。」第10話(最終回)が放送されました。
ドラマでは全く触れられなかったので、ちょっとモヤッとしたんですが。
リコを刺しちゃった直輝は、過失致傷罪になるのかな?
以下、あらすじはありませんが、ネタバレ含む感想です。視聴がまだの方はご注意ください。
復讐のその先
復讐を終えた直輝(横浜流星)は、抜け殻のようになっていました。燃え尽きたのかな。それとも、復讐を遂げたその先を想像していなかったのかな。
佐島(佐藤二朗)が隠そうとした「その先」を暴いてしまったがために、壊れてしまったいろんな物を、直輝は背負いきれなかったのかな。
でも、哲也(田中圭)を殺したのは佐島家なわけで。直輝が神代(要潤)に「疫病神」呼ばわりされる筋合いはないですよね。むしろ、一郎(きづき)が哲也を殺した時点で、佐島家はとっくに崩壊していたのだと思います。そこに直輝が負い目を感じる必要はありません。
直輝が一番負い目を感じていたのは、やっぱりレン(清野菜名)なのでしょう。
でも、記憶をなくして「全て元どおり」なんて、きっとレンは望まないと思います。どちらかというと「お前さえ現れなければ」と言っていた加賀(升毅)の望み通りになっているような。
直輝はリコの心の声が聞こえた唯一の人なのにね。
おかげで、リコと麻衣子(山口紗弥加)も和解できましたし。麻衣子が謝った時は、かなりびっくりしたけど。
麻衣子は刑務所で何を考えていたのか…。麻衣子がリコに謝る心理に至るまでの過程に、もう少し描写が欲しかったな。
本当の「さよならミスパンダ」
結局リコが犠牲になりました。
リコと直輝は結ばれませんでしたね。そういう意味では、どちらも幸せになれなかったな。
お別れのシーンが悲しかったです。今までも、さよならっぽいシーンはありましたけど、今回は本当に最後なんだと思って涙が出ました。
ミスパンダ、好きだったのになぁ。これからもリコと直輝がミスパンダ&飼育員として暗躍する…という結末を、ちょっぴり期待していました。
結局、直輝は「レンを幸せにする」というリコとの約束を守れませんでしたね。
どころか、自己催眠をかけて現実から逃げてしまいました。
せっかく佳恵(椿鬼奴)が、レンとリコを塗りつぶした黒マジックを消してくれたのに。今度は直輝の記憶のレンとリコが黒塗りなんて。悲しすぎる。
最後にカフェで同時にシロップかけた時には、ひょっとして催眠が解けたりして!なんて思ったけど、そんな雰囲気ではなかったですね。でも目は合っちゃったけど。
「本当のレンはとっくに死んでしまっている」
この現実に目を背けたまま、レンとして生きるリコは幸せになれるのかな〜と。加賀たちの良心は痛まないのでしょうか。
全て元どおりになっただけなんですけど、また真実が歪められてしまったわけです。
バッドエンドではなかったけど、ハッピーエンドでもない。
ものすごくグレーな結末。
シロでもクロでもない世界かぁ。
切ないけど、このドラマらしい終わり方だったのかな。
最後は悲しかったけど、ドラマ全体としては良かったです。設定はぶっ飛んでたけど、縦軸としては3話あたりからだんだん面白くなりました。
考察も楽しかったし、アクションも良かったし、ミスパンダは可愛かったし、佐藤二朗さんの演技は凄かったし、横浜流星くんはカッコ良かったし演技の上達も感じられたし。
残念だったのは、やっぱ最後はHuluに繋げるとこかな(-。-;
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
★第9話の感想はこちら