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「トップナイフ 天才脳外科医の条件」第9話 感想 医者ではなく、人としての黒岩

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こんにちは!malcoです。

 

「トップナイフ 天才脳外科医の条件」第9話が放送されました。

最終話に向けて、シリアスな展開が続いてますね。

以下、ネタバレを含む感想です。視聴がまだの方はご注意ください。

 

 

今回の症例

1人目は、脳腫瘍の影響でせん妄(意識混濁や幻覚・錯覚など)の症状が出ている女性。手術のために転院して来ました。この女性は今出川三浦友和)の奥さんで、かなり難しい手術になる模様。せん妄の症状で、人が変わったように暴れたり今出川に罵声を浴びせることもあり、今出川はそんな奥さんにじっと耐えながら根気よく声をかけるのでした。

 

2人目は、頭に鉄骨が刺さって救急搬送された少年。緊急オペになりましたが、手術は無事成功して、意識も回復。脳への損傷も最小限で済んだようです。しかし、目を覚ました少年から、深山(天海祐希)は「母親が殺そうとした」と打ち明けられました。

あの状況で、よく助かったなと思います。頭に鉄骨が刺さっている映像は、かなり衝撃的でした。正直、コントかホラー映画でしか、ありえないと思ってましたから。今後、鉄骨を見るたびに思い出してしまいそうです(-。-;

母親に殺されかけたというのは真実なのか、それとも彼にもせん妄の症状が出ているのか…。再びサスペンス的な展開になってきましたね。

 

今出川部長、ごめん

これまで、今出川のことを「調子のいいおっさん」くらいにしか思ってませんでした。

本当にすみません。今出川部長。あんなに良い旦那さんだったとは…。

職権濫用したけど。昔は酷い夫だったかもしれないけど。

優しく励まし続ける今出川部長が、男前でしたね〜。

でも、今出川が奥さんに「大丈夫だよ」と、奇跡を意識したセリフを言えば言うほど、どんどん死亡フラグが立っていく気がして…。

いやいや、でも最終回だし。たぶん最初で最後の全員揃っての総力戦だし。失敗したら、これまで話はなんだったの?って事になるから。きっと大丈夫。信じる事にします!

 

黒岩の子ども

…じゃ、なかったんですね。

酷すぎる話です。なんなの、あの最低女o(`ω´ )o

それでも情が移ってしまって、自分の子どもの頃と重ねたりして、保を本当の息子のように思ってしまっている黒岩(椎名桔平)。「おねーちゃん」では埋められない心の穴に、保がジャストフィットしちゃったんだな〜。

 

レストランでのシーンが良かったです。「強いんだ、オペって」って言ってる保くんが可愛かった( ´∀`)

黒岩の言葉は寂しく聞こえました。いろいろ辛い目に合って、独りで乗り切って来たんですね。

保とのお別れの時のセリフも虚しかったです。

あの店もこの店も顔パスだと説明して、自由に行っていいんだぞと。

「何かしてやりたい」って気持ちは伝わって来たけど、そんな事くらいしか言ってやれない不器用な黒岩…。一緒に行かなきゃ、意味ないよ〜(;ω;)

最後には「黒岩の子どもって言えば」って言っちゃってたのが、また悲しい(;ω;) 

医者は病人や怪我人の前でしか、その力を発揮できないんですね。医者として知識や技術が優れているのと、人間として成熟しているのとは、また別の話なのかもしれません。 

医者としては一流でも、人としてはちょっとズレている。そんな黒岩の内面がよく現れているシーンでした。

 

今回は、今出川と奥さんの関係も黒岩と保の関係も、しんみり泣けました。

黒岩の人としての不器用な一面を見て、このドラマは「医者としての限界」みたいなものを描いたのかなと思いました。

患者がどんなに苦しんでいても「解決できない苦しみ」もあるし、医者自身も病院を離れてしまえば「ただの人」になってしまう。それはトップナイフなんて呼ばれて世界で活躍する黒岩のようなドクターでも同じ。脳外科医という特殊な仕事に、私生活を犠牲にして人生の全てを捧げて来た、彼らの不器用さを描きたかったのかなと。…あくまで私の個人的な見解ですが(^^;

もちろん、病気や怪我を治せるお医者さんという存在は、人類にとって絶対的に必要な存在なんですけどね。

 

次はいよいよ最終回ですね。どう決着がつくんでしょうか。

楽しみです!

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

★第8話の感想はこちら

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