こんにちは！malcoです。
「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」第２話が放送されました。
いや〜、おもしろかった。１話目よりも今回の方が圧倒的におもしろかったです。
以下、あらすじはありませんが、ネタバレ含む感想です。視聴がまだの方はご注意ください。
自白だけじゃダメだった
被疑者の猫田役は稲葉友くんでした。仮面ライダーマッハです！ 久々にお目にかかれて嬉しかったです〜(^^)
金八先生みたいな取り調べがおもしろかったですね。取り調べじゃなくて面談とか生活指導みたいでした。嘘という字は口に虚しいって…体育教師らしからぬ説得(￣∇￣)
猫田はあっという間に自白して、送検されてしまいました。
なかなか天才的な仲井戸（桐谷健太）の取り調べでしたが、逆にそれがあだとなってしまいました。
自白だけで送検すると、もしも被疑者が証言を覆したときに検事が困ってしまうんですね〜。なるほど。
なぜ物証が必要なのか、真島（東出昌大）の説明が非常に分かりやすかったです。
刑事ドラマとかでよく「物証物証」と必死になってますよね。証言は後から変えることができるけど、物証は変えようがない。それは犯人逮捕だけに必要なのではなく、検事が起訴や裁判をするのにも必要だし、裁判官や裁判員の判断材料としても必要なんですね。警察、検事、裁判、今まではそれぞれを繋げて考えることなんてなかったので、とても勉強になりました。
署長・大貫（風間杜夫）と部長検事・樫村（柳葉敏郎）の対決もおもしろかったです。２人は将棋仲間だったんですね。仲井戸と真島も将来こんな風になるんでしょうか。まぁ、仲井戸が署長は…ないかな(^◇^;)
樫村は、１話ではしかめ面ばかりでしたが、ケーキであんなに笑顔になるんですね。しかめ面と笑顔の差が激しい柳葉さんならではの演技。樫村のかわいい一面が見られました。
仲井戸がヘッポコ刑事なワケ
１話を見て、なぜ仲井戸をヘッポコ刑事の設定にしたのか疑問に思ってました。だって、あぶ刑事とか太陽にほえろみたいな、昔の刑事ドラマのイメージだけで刑事になってますから(-｡-;
でも、仲井戸を素人同然の刑事にしてしまう事で、検事や刑事の仕事について、あまり知識のない視聴者にも分かりやすく説明できてしまうわけですね。コメディならではの荒技ではありますが、納得。
私が今までに観た検事ドラマといえば「HERO」くらいかな。検事や弁護士のドラマは、小難しい用語が当然のように飛び交い、会話も早くて、かなり用語に慣れないとついていけません。「HERO」は文句なくおもしろいのですが、久利生検事は警察以上に自分で捜査をして解決してしまうので、検事ドラマとしては異色すぎてあまり参考にならないかな(^^;
その点、このドラマは検事ドラマの小難しさをかなり解消できていて、とても観やすくできています。
２話を観て、仲井戸をヘッポコ設定にした理由が分かって（あくまで私の勝手な想像ですが）、すっきりしました！
これで次回から、もっとドラマを楽しめそうです。
検事の捜査
真島が捜査に乗り出してきて、なんだかバディっぽくなってきましたね。結局、引きこもりの心を開いたのは、みなみ（比嘉愛未）でしたが(-｡-;
引きこもりくんを説得する最中もケンカがやめられないという、大人気なさすぎる仲井戸と真島。 金八先生もどきの仲井戸は、取り調べの時のようにうまく説得できるのかと思ってたんですが、まさかキレちゃうとは。２人ともとにかく気が短い。だからすぐにケンカになるんでしょうね。
それに引き換え、みなみは優秀な部下ですね〜。真島の操り方が上手すぎる。そして乗せられる真島がアホすぎてかわいい(￣∀￣)
今回事件を解決できたのは、たまたまスマホを撮影していた人がいたから。
実際の事件では、このドラマのように都合よくスマホで撮影してるなんて事はないんだと思います。そうなると、起訴できずに被疑者は釈放されて、また同じ過ちを繰り返す。そういうケースもたくさんあるんでしょうね。実際、あんな人気のない場所でのケンカで証拠を探すのは難しそうです。それでも証拠が必要なのは、裁判で戦うためだけではないと思います。
真島は、裁判で戦うために物証が必要だと言ってました。もちろんその通りです。真島検事の説明も納得できました。でも、証拠をしっかりと提示するのは、冤罪を生まないために必要な事。できれば、自分が戦うための資料ではなく、人の一生を決める決断をするために必要なのだと考えてほしいな〜。
最後に
このドラマはキャストが良いです。適材適所と言うんでしょうか。各キャラクターのおもしろさがしっかり引き出せているキャストです。東出さんのスキャンダルで、あれこれ言われているようですが、私はこのまま頑張ってほしいかな。エリート感と、かわいさと、絶妙な気持ち悪さと…良い演技をされる方なのに残念です。スキャンダルの影響で、作品自体を正当に評価してもらえないのは悔しいですが、このキャストがベストだなと感じます。
どうか、様々な誹謗中傷が作品に影響を及ぼしませんように。最後まで楽しく観られる作品でありますように。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
第１話の感想はこちら
